内職や在宅ワークを探すコツは、お住まいの場所(市や町など)だけで探すのではなく、周辺地域も含めて探すと比較的見つけやすくなります。内職や在宅ワークを求人募集している会社の中には、所在地以外にお住まいでも、自家用車で納品できれば市外の方でもOKという会社が結構あります。
(当社の場合)
当社の外注さんのお住まいは大田区が中心になります。また大田区の周辺地域(川崎地区や横浜地区)にお住まいの方もいらっしゃいます。もっと遠くの地域にも仕事の依頼をしています。地方の縫製工場に依頼しているケース(群馬・山梨・秋田)や故郷に帰られて仕事をされているケース(岩手県)もあります。
遠方にお住いの場合は部材の発送と納品の方法はヤマト運輸等の宅急便を使っています。当社への到着便はすべて着払い便でお願いしていますので運賃の負担は発生しません。
当社の所在地に近い方には直接持ってきていただいていますが、毎日のように車で移動していますので、お住まいの地域での受け渡しも可能になっています。
【概要】
この縫製の内職には、当然のことですが、縫製の能力が必要になります。会社の方から素材を受け取り、指示されたように縫い合わせて完成させていきます。これを商品として使用するので、検品で弾かれる事のないように丁寧に作業をする必要があります。このお仕事は、過去に縫製の作業をしたことのない方が一から始めるには難しい作業です。
(当社の場合)
すでに縫製経験のある場合は、最初に簡単な指示とサンプルを渡して仕上げてもらっていますが、今後の仕事依頼の判断材料とさせてもらっています。最初は、どうしても慣れないため手間取ってしまいますが、コツをつかむまでの辛抱とお考え下さい。
いろいろな仕事を用意していますので、縫製の作業をしたことのない方でも一から始めて実績を作られている方はたくさんいらっしゃいます。
【難易度】
縫製の内職なので、洋裁学校を卒業した人や過去に縫製のお仕事をしたことがある方なら、なんなくできる作業です。しかし、ロックミシンや工業用ミシンを使ったことがない一般の方には難しいかもしれません。家庭用ミシンしか使ったことのない方は、会社の方とよく相談してみてください。
(当社の場合)
まったくミシンを使わない仕事も多数用意しています。洋裁学校を卒業された方や縫製のお仕事を経験された方でも、最初はとまどわれますし、時間がかかってしまいます。一口に慣れと言っても慣れるまでの不安はあるでしょうが、部材を仕上げるための集中力は必要になるでしょう。とにかく数をこなす仕事ですので、一日の中でどのくらい仕事の時間を確保できるかが、工賃収入をあげる基礎になるでしょう。
仕事のステップごとに細かく具体的に教えますので、一歩一歩上達してください。ただ出来上がりにムラのある方や丁寧さの欠ける方は、課題がのこってしまいます。
【報酬】
縫製の作業は、誰にでもできるものではなく、ミシン操作など一定の能力が必要になるので、単純な手作業内職のお仕事よりも報酬の単価は少し高く設定されています。また、報酬は完全出来高制となっており、縫い上げた完成品の数に応じて月々支払われます。
(当社の場合)
最初からフィニッシュまで製品を仕上げる実力がある方は、当然に報酬額は多くなります。逆に、パネル生地を1枚に裁断する仕事では裁ちばさみを使った簡単な作業ですが、当社では比較的高い工賃を設定しています。それは1時間換算に置き換えて1枚単価を割り出しているからです。
【家庭内の準備】
家庭内には縫製作業を行うミシン及びその電源と作業スペースが必要になります。内職作業中にはミシン音が出るほか、ホコリも少なからず発生するので、ご主人や子供さんに事前に理解を得ておきましょう。お掃除もこまめにする必要があります。
【こんな人にお勧め】
縫製の能力があって、しかも、それが好きな人には絶好の手作業内職といえます。ただ、自宅内に他の内職より広めの作業スペースが必要なことと、ミシンの音がするので、夏場でも窓を閉めたり、深夜に行わないなどご近所迷惑にならないような配慮が必要です。このため、アパートや集合住宅にお住まいの方には向きません。また、どうしてもホコリが出るので喘息の持病やアレルギーがある方には難しいと思います。
(当社の場合)
糸くずやほこりはある程度覚悟しないといけないでしょうね。よくペットを飼われているお宅の場合ですが、静電気で体毛が付着することがありますので、こまめに掃除機をかけることをお勧めしています。煙草を吸われる方や香水をお使いの方は、においが製品につこくとがありますので、これも注意していただくことになるでしょう。
作業中のミシン音や振動は下の階との問題に発展することもありますので、それぞれの住宅環境にあわせてご配慮いただきたいと思います。ご主人が週末は在宅されているために一切作業をしない方もいらっしゃいます。逆にご主人の協力をいただいて作業をされている方もいらっしゃいます。それぞれのケースがありますのでよくお考え下さい。